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2019/01/14

成人の思い出

わたし、子どものころにピアノを習っていて、一旦辞めたけど、
高校生のころにまたやりたくなって、また習い始めたんです。
生まれたときから家にあった母のピアノは、わたしが14歳で引っ越した際、
伯母の家に預けることになったのですが、
伯母の知り合いが譲ってほしいと言ったのか、
伯母は母の承諾を得て譲ったそうです。
わたしがそれを知ったのは、だいぶ経ってからのこと・・・

それは、いつか母のピアノを引き取るつもりで、
安物のキーボードで練習していたころだったので、相当ショックを受けました。
誰にも言っていないけど、もう20年ほど前のことなので、
伯母の知り合いなのかそのお子さんがもう使っておらず、
ただのインテリアと化しているなら、返してもらいたいくらいなんです。

当時使っていたキーボードは、
最近のもののように鍵盤が重くなかったので強弱なんてつけられず、
もちろん鍵盤も足りないしペダルもない。
そんなキーボードを数年弾き続け、21歳の冬に、電子ピアノを買いました
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わたし、振袖は母が着たものを着たので、母から、
それに代わるアクセサリーかなにかを選ぶように言われたのですが、
母が出してくれようとしている額を、電子ピアノを買うのに充てたいと言いました。

見た目は机のようで、鍵盤部分が引き出せるタイプ
IMG_9022_convert_20190112103713.jpg
音云々よりも、ペコペコの鍵盤を弾いていたわたしは、
あの重さがうれしくてさらに夢中になりました。

さらに数年経ち、実家を出てひとりで暮らすことになったけど、
電子ピアノを持っていかないという選択肢はありませんでした。
ただ、それまでお世話になった先生のお宅からはかなり遠くなるので通えず、
その後もなかなか他の先生が見つからなかったり、仕事が忙しくなったりで、
たまに弾く程度になってしまいました。

わたしがひとり暮らしを始めて約7年後、
おんじが住んでいたマンションに引っ越すことになったけど、
電子ピアノと和ダンスは絶対に持っていきたいと懇願。
わたしの気持ちを汲んでおんじが置き場所を考えてくれましたが、
なんとも変わったレイアウトになりました。
IMG_8984_convert_20190110204129.jpg
いや、ああいうふうにしか置けなかったんです(笑)
アルも一直線にダーッと走れなかった・・・

それからしばらく経ったころ、一部の音だけ音量が利かなくなりました。
強くたたいても弱くたたいても大音量(笑)
それでもたまに弾いていました。

そして今の住まいにも連れてきた。
わたしの電子ピアノ、Rolandとかそういう有名なものじゃないんです。
もう今は会社も変わっていて電子ピアノ自体もう作られておらず、
昔作っていた製品の部品の取り置き期間も過ぎている・・・
電子ピアノの寿命は10年くらいらしいけど、今16年。
部品の劣化等で音の調整が利かないなら、もう諦めるしかない。
こんな状態でも手元に置いておきたかったのは、
やはり成人のお祝いに、両親からのお祝いと、
それを目標に貯めたお金で買ったものからだと思う。

でも最近、諦められそうな気がしてきたんです。
一昨年からプチ断捨離をして、使わない、使えないものを置いておいても仕方ない!
と思えるようになったからかな。
それに、使えなくなっても、思い出の品だからというには大きすぎる(;^_^A
そしてたぶん、わたしにとって大ごとのように思えた『粗大ごみを出す』という行為が、
年末の持ち込みでそのハードルが下がったからだと思う(笑)

音がおかしいもうひとつの可能性として、基板にホコリとかが付いているかもしれないので、
おんじが一度、掃除してくれることになりました(*^-^*)
それでダメだったら、きっぱり諦めます!
先日京都に行ったときに母にも話しましたが、
母も、使えないものを持ってても・・・な性格なので、賛成してくれました(^^)v

形あるものはいつか壊れるけど、せっかくの成人の記念なら、
少なくとも30年以上は使えるものにしたほうがいいかもねー
成人されるみなさん、おめでとう!





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コメント

非公開コメント

No title

ああ、それは大事なお品ですね。
確かに弾けなくなったら、大きすぎる思い出品ではありますが、大事な大事なものですよね。
お掃除してもダメで、もしもさようならする時。おばさまが譲ったピアノ、取り返せないかしら?もしも、あちら様ももう大きすぎて要らないのよね、って思っていらしたら双方ハッピーだものねぇ。
ピアノは長く使えますからね。
フェルト変えたり、色々と手直しは必要かもしれないけど、一生物ですものね。
cheeさんの手元に戻ってきたら一番嬉しいのになぁって思います。

我が家もピアノだけは、本当にマメにメンテナンスしてもらっています。調律も一年に3回ほどきてもらってるし、フエルトも替えました。先日は白鍵部分の張替えをお願いしたし、あとはハンマー部分かなぁ。
これでまたまっさらのように蘇るし、でも自分に馴染んだピアノだし。
娘もとても大事に使ってくれているので、これは一生手元に置いてほしいなっておもいます。

Anne ママさんへ

ピアノって、ほしいし買おう!とか、ほしいし買って!とか、簡単に買ったり買ってもらったりするイメージじゃないですよね。
小さいときにピアノを始めるにしても、もしかしたら続かないかもしれないし、親も、何も気にせずポーンと買っているってことはないと思うんです。
わたしは母のピアノだったけど、ピアノにしろ振袖にしろ、わたしのように母のものを使いたいという想いが強いと、どうしても『あのピアノ』って思っちゃったので、伯母が知り合いに譲ったことを知ったときは大泣きしました。。
だけど今となっては、わたしには子どももいないし、伯母の知り合い、そのお子さん、お孫さん・・・と、もし続けて大事に使ってくれているなら、そのほうがいいのかなーとも思います。

しっかりケアすれば長く使えますもんね(*^-^*)
お嬢さんならきっとずっと使い続けるんだろうな~と思っています!
そして、おっしゃるとおり、自分に馴染んだピアノ!
これが本当に大事なんだと思う。
だからわたしには、伯母に譲ったピアノではなく今ある電子ピアノが、馴染んだものなんでしょうね~
まあその電子ピアノ、夫が昨日エアクリーナーを買ってきてくれたけど、いつやってくれるかは不明・・・笑